師走12月
風邪うつしうつされわれら聖家族 伊藤白潮
長期予報では暖冬傾向とのこと。しかし、近年の予測しがたい気象条件下では何が起きるかわかりません。11月には前日との気温差が8度以上となることもありました。万全の体調管理と冬対策を心掛ける必要があります。
先日、森林組合と県との意見交換会が東部と西部の2会場において開催されました。近年、県内森林組合経営の低迷が続いていることに関連して、その実情と対応策について意見を交わしたものです。議題は、①森林組合事業の大半を占める補助事業執行上の課題について、②循環型林業実現に向けての再造林推進方策、③雇用確保の問題等々、多岐に亘っていました。すぐの問題解決につながることにはなりませんが、こうした機会を継続的に設け、関係機関同志の相互理解を深め、その結果を日常業務に反映することで地域林業の成長産業化の実現に結びつけていきたいものです。
今年は「新たな森林管理システム」の運用、「森林環境譲与税」の交付がスタートし、地域林業界にとって新たな局面を迎えた年となりました。私たち地域林業の現場を預かるものに対しては、国民の期待を裏切ることのないよう一層の努力と工夫が求められることになります。
この一年間の皆様方からのご支援とご協力に対し衷心よりお礼を申し上げます。
併せて、来る2020年におきましても引き続きのご高配を頂きますようお願いいたします。