枝打ちの器具
枝を切断するための器具
切断位置が正確で、幹に傷をつけることがありません。
1本の枝を落とすのに、ナタやオノでたたく動作回数に比べてノコをひく回数は多いので、時間は少し多くかかりますが疲れは少なく、長時間仕事をする場合はトータルとしての作業能率は高いです。
細い枝から太い枝までいずれにも使えます。
1本の枝を落とすのに、ナタやオノでたたく動作回数に比べてノコをひく回数は多いので、時間は少し多くかかりますが疲れは少なく、長時間仕事をする場合はトータルとしての作業能率は高いです。
細い枝から太い枝までいずれにも使えます。
鉈や斧は叩いて切断するので、ノコより速く切断できますが、素人には疲れやすく、ベテランでも長時間作業すると能率は低下します。
たたく動作を伴うために、よほどのベテランでないと切断位置の正確さが保てません。
ナタとオノを比べると、刃の厚さが薄く、刃渡りの長いナタの方が前後に引きながら押すという動作が強く、刃が厚く刃渡りの短いオノの方が上下のたたく動作が強いという特徴があります。
したがって、オノの方が太い枝、ことにヒノキの太い枝には適しています。
たたく動作を伴うために、よほどのベテランでないと切断位置の正確さが保てません。
ナタとオノを比べると、刃の厚さが薄く、刃渡りの長いナタの方が前後に引きながら押すという動作が強く、刃が厚く刃渡りの短いオノの方が上下のたたく動作が強いという特徴があります。
したがって、オノの方が太い枝、ことにヒノキの太い枝には適しています。
カマ
スギの細い枝の切断に有効であり、磨き丸太生産の枝打ちによく使われます。
枝の付け根をえぐるように切断する場合にはきわめて能率的ですが、幹に傷がつくため、幹に傷がついても製品に影響が出ない磨き丸太材生産か、完全に表面が無節になるサイズで打つ心持ち柱材生産の場合にのみ使われるべきで、一般には使うべきではありません。
スギの細い枝の切断に有効であり、磨き丸太生産の枝打ちによく使われます。
枝の付け根をえぐるように切断する場合にはきわめて能率的ですが、幹に傷がつくため、幹に傷がついても製品に影響が出ない磨き丸太材生産か、完全に表面が無節になるサイズで打つ心持ち柱材生産の場合にのみ使われるべきで、一般には使うべきではありません。
枝打ち用のハサミ
比較的細い枝の切断に適しています。
幹に傷がつかない利点のある反面、残枝がやや長く残りますが、磨き丸太や心持ち柱材生産のために残枝長を少しでも小さくしなければならない場合以外は、そのことはほとんど欠点にはなりません。
比較的細い枝の切断に適しています。
幹に傷がつかない利点のある反面、残枝がやや長く残りますが、磨き丸太や心持ち柱材生産のために残枝長を少しでも小さくしなければならない場合以外は、そのことはほとんど欠点にはなりません。
接続式長柄のカマとノコ
短い時間の作業はよいですが、疲れやすいので長時間の作業には適しません。
また枝の切断位置が不確実で、幹に傷がついたり残枝が長くなったりしやすいので良質材生産のための枝打ちには適しません。
接続式長柄のハサミはカマやノコと同じく疲れやすいですが、幹に傷をつけることがないので、短時間の作業には優れています。
短い時間の作業はよいですが、疲れやすいので長時間の作業には適しません。
また枝の切断位置が不確実で、幹に傷がついたり残枝が長くなったりしやすいので良質材生産のための枝打ちには適しません。
接続式長柄のハサミはカマやノコと同じく疲れやすいですが、幹に傷をつけることがないので、短時間の作業には優れています。
2m以上の高さの枝打ち
2m以上の高さの枝打ちはハシゴを使うのがふつうです。ハシゴには二本バシゴと一本バシゴ(ムカデバシゴ)があり、3~4mぐらいまでの枝打ちには二本バシゴが、6~7mぐらいまでの枝打ちには一本バシゴが適しています。二本バシゴの最上段や、一本バシゴの上端の幹に接する部分は、ハシゴを幹に立てかけた時に、幹に接して圧力または摩擦がかかるので、その部分はラバーや布などで覆われています。