森のつぶやき
オニグルミ植栽のその後
2018-08-29
8月24日に当組合で行われた林友会(林研グル-プ)の総会の後、「新規有用広葉樹としての『オニグルミの可能性』について」と題しての林業講演会を公聴しました。
その内容は大変参考になったなと思いつつ、「平成13年度に三瓶町の山林でオニグルミを植栽したがその後どうなったかな?」と思い早速その現場に行ってみました。
スギの列状間伐跡地にキハダなどと混植していて、下刈5回、除伐を1回くらいしか実行していないので不安がありましたが、図鑑を片手に確認したところ、なんと立派に大きくなっていました。日当たりの悪い個所は被圧木となり、葛などで倒伏したものもありましたが、写真のようにもう実も付いていました。
9月中旬にもう一度その山林に行きますので、混植したキハダ、ミズナラ、ヤマザクラなどの状況も確認したいと思っています。
植栽したきっかけは、用材として価値が高いということと、成長が早いということ、近隣の山林で自生していたことでしたが、講演の中で、食用としても①栄養価が高い②αリノレン酸が豊富とのことでした。
ちなみに、αリノレン酸は、中性脂肪、血圧を低下・安定させ、糖尿病の予防・改善に効果があるとのことでした。私は上記疾患に全て該当しますが…(-“-)
(poco)